「あ」からはじまる歯科専門用語
RDA | 歯みがき剤の研磨性を示す指数。数値が大きいほど、研磨性が高いことを示す。 |
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RDテスト | レサズリンという薬を使って唾液から虫歯菌の数を調べるテスト。15分程度で口の中の衛生状態が分かる。 |
顎(あご) | 上下の歯とそれを支える骨や筋肉組織などの総称。 |
アタッチメント | 入れ歯の安定させるために、残っている歯に取り付ける装置のこと。 |
アップライト | 傾いている臼歯(奥歯)などを真っ直ぐに起こす治療。 |
アパタイト | ハイドロキシアパタイトのこと。ハイドロキシアパタイトとはリン酸カルシウムでできた歯や骨を構成する成分のことで、エナメル質(歯の一番表面の部分)は97%、象牙質(エナメル質の下の組織)の70%がハイドロキシアパタイトでできている。 |
アマルガム | 歯の詰め物に使われる材料の一つ。銀と水銀とすずを混ぜて作られる。最近はあまり使用されない。 |
アルギン酸塩印象材 | 印象(口の中の型を取ること)の際、よく使われる歯科材料。アルジネート印象材とも呼ばれる。 |
アンレー | 虫歯が進んで削る部分が多い場合、歯の4面を覆って修復する詰め物のこと。 虫歯治療へ→ |
「い」からはじまる歯科専門用語
EBM | Evidence Based Medicine(科学的根拠をふまえた医療)。医療従事者側(ドクターなど)が、実証的かつ実用的な医学的根拠を十分理解した上で、患者に対して最善の治療法を慎重に決定すること。 |
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イオン導入法 | イオン導入装置と呼ばれる機器を使って、歯の表面にフッ素を浸透させ、虫歯を予防する方法。イオン導入装置は歯の根の消毒や知覚過敏(ちかくかびん)の治療などにも用いられる。 予防歯科へ→ |
イニシャルプレパレーション | 口の中の型を取ること。この型をもとにして、歯の詰め物やかぶせ物などの製作に必要な口の模型が作られる。 |
イリゲーション | 虫歯を削った後の歯の穴や歯周ポケット(歯と歯ぐきの境目)などをきれいに洗浄すること。 |
医療費控除(いりょうひこうじょ) | 1月から12月までの1年間に、自分自身もしくは家族のために支払った医療費が10万円を超えた場合(給与所得が200万円以下の場合はその5%を超えた場合)、確定申告により200万円を限度として税金の一部が戻ってくる制度。診療費、薬代、入院費用などのほかに、紙おむつやパッド類も対象となる。 |
印象(いんしょう) | 口の中の型を取ること。この型をもとにして、歯の詰め物やかぶせ物などの製作に必要な口の模型が作られる。 |
インフォームドコンセント | 患者が医療機関側から治療に関する正しい情報提供や説明を十分に受け、お互いが同意・納得した上で治療を進めること。 当院について→ |
IMP | 印象(口の中の型を取る)の略。→印象 |
インプラント | 歯が抜けてなくなったところに穴を開け、天然歯の代わりにチタン製などの人工歯根(歯の根)を埋め込み、その上に人口の歯を作製する外科的治療方法。 インプラントへ→ |
インプラント矯正 | 矯正治療用に作られたインプラント(チタン製などの人工歯根)をアゴの骨に埋め込むことによって歯を動かし、健康な噛み合わせと美しい歯並びを目指す治療法。これまでの矯正治療では困難とされていた歯の移動や、治療期間の短縮などが可能とされている。 インプラントへ→ |
インレー | 奥歯の虫歯治療などで削った部分を埋める詰め物のこと。保険では金銀パラジウム合金と呼ばれる金属を使うことが多い。他にも、天然歯と同じように見える白色のプラスチックや陶材など、保険適用、保険適用外を含め様々な種類がある。 自費治療料金表→ |
「う」からはじまる歯科専門用語
う触 | 虫歯のこと。 |
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う蝕活動性試験(うしょくかつどうせいしけん) | 唾液中の細菌の数を調べたり、プラーク(歯垢)中の細菌が作る酸の量を調べるなどして、虫歯の危険度を診断するテストのこと。 |
う蝕有病者率(うしょくゆうびょうしゃりつ) | 虫歯になっている歯を持つ人の割合のこと。数値が高いほど、虫歯を抱えている人が多いことを示す。 |
う歯率(うしりつ) | 虫歯になっている人や歯の割合を示す指数。う蝕有病率(うしょくゆうびょうりつ)とも呼ばれる。 |
「え」からはじまる歯科専門用語
エアーアブレーション | 人体に無害な非常に細かい粒子を歯に吹きつけ、小さい虫歯を取り除く治療機器。ドリルと呼ばれる従来の歯を削る治療機器に比べると音や振動が少ない。 |
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永久歯(えいきゅうし) | 6~7歳ごろから生え始める、生え替わることのない歯の総称。永久歯の数は全部で28本、親知らずを含めると32本。 |
衛生士(えいせいし) | 歯科医師の指導のもと、診療の補助や歯科保険指導を行う専門職。幅広い知識と高い技術力が要求される。歯科衛生士になるには国家資格が必要。 予防歯科へ→ |
HJK | 硬質レジンジャケット冠(ハードレジンジャケットクラウン)の略。硬質レジン(合成樹脂:プラスチック)の白いかぶせ物のこと。保険適用。 |
エキスカ(エキスカベータ-) | 虫歯で軟らかくなった象牙質や仮封材(かふうざい:虫歯の穴を一時的にふさぐ治療材)を取り除いたりする際などに使われる治療器具のこと。 |
エキスト | 歯をぬくこと。英語のextractionの略。 |
エキストリュ-ジョン | かみ合う歯がないなどの理由で、歯が本来の位置から突出したり、移動したりすること。挺出(ていしゅつ)とも言われる。 |
SRP | スケーリング・ルートプレーニングの略。スケーラーやキュレットと呼ばれる細長い器具で、歯や歯の根についた歯垢や歯石を除去する歯周病の初期治療。麻酔をすることもある。 |
SK | セラミッククラウンの略。虫歯を治療した後にかぶせる、セラ ミック製(七宝焼きに似た陶材)の白い歯のこと。 自費治療料金表→ |
SPT | Supportive Periodontal Therapyの略で、治療終了後も、日常の適切なブラッシング、歯科医院での定期的な歯垢(プラーク)や歯石の除去、咬合調整(噛み合わせの調整)などを行い、歯科医療従事者と患者の双方で、再発しやすい歯周病などを予防し、お口の健康を維持・推進していくこと。 予防歯科へ→ |
X(エックス)線 | ドイツの物理学者レントゲンによって発見された放射線の一種、またはその放射線を利用した治療機器のこと。目に見えない歯根(歯の根っこ)や骨の状態を診るために使用される。最近ではフィルムを使わず、従来の機器に比べて放射線量も少ないデジタルエックス線(デジタルレントゲン)が普及しつつある。 |
エックス線透過像(えっくすせんとうかぞう) | X線(レントゲン)写真上で黒く見える部分のこと。のう胞(膿の袋)などが透過像として現われる。 |
エナメル質 | 歯の表面を覆う、一番硬い部分。 |
エナメル質生検法(えなめるしつせいけんほう) | 虫歯の危険度を診断する、う蝕活動性試験(うしょくかつどうせいしけん)の一つ。歯の表面を覆うエナメル質を試料(サンプル)として、虫歯に対する抵抗性を見るテスト。 虫歯治療へ→ |
F | フッ素(fluorine)のこと。フッ素とは水や食べ物に含まれている自然界の元素の一つ。歯のエナメル質(歯の一番表面の組織)の結晶構造を丈夫にし、虫歯予防に効果があると言われている。 予防歯科へ→ |
FCK | フルキャストクラウンと呼ばれる金属のかぶせ物のこと。 |
FD | 総入れ歯(full denture)のこと。 入れ歯→ |
M | molar(大臼歯)のこと。大臼歯とは小臼歯のあとに続く上下3対の奥歯。ただし一番奥の第三大臼歯(親知らず)は人によっては生えてこない場合もある。 |
MB | メタルボンドの略。メタルボンドとは、セラミック(七宝焼きに似た陶材)の内側に金属に焼き付けてある歯のかぶせ物のこと。 |
嚥下(えんげ) | 食べ物を飲み下す動きのこと。物が飲み込めなくなることを嚥下障害(えんげしょうがい)と言う。 |
塩酸プロピトカイン | 局所麻酔薬のこと。局所麻酔とは、手術をする場所へ直接注射し痛みをなくす体への負担が軽い麻酔法。 |
エンド | Endodontic treatment(歯内療法)の略。 歯髄(歯の中の神経や血管などの組織)治療のこと。 |
endodontics | →エンド |
「お」からはじまる歯科専門用語
OHP | 高圧酸素療法。酸素圧を高めた容器(もしくは室内)に人を入れ、高圧酸素を与えて体の酸素レベルを上げることで、弱った臓器を回復させる治療法。顎骨骨髄炎(あごの骨の骨髄に発生する重い感染症)の治療などに使われる。 |
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オーバージェット | 噛みあわせた際、上の前歯が下の前歯に被さる、前後の水平距離のこと。 |
オーバーバイト | 噛みあわせた際、上の前歯が下の前歯に被さる、上下の距離のこと。 |
オールセラミッククラウン | 歯のかぶせ物の一つ。金属を全く使わずセラミック(七宝焼に似た陶材)のみで作られる。天然歯の色に近い。保険の適用はなし。強度を増すため、セラミックと一部金属を使うかぶせ物はメタルボンド。 自費治療料金表→ |
親知らず | 18歳~30歳ぐらいの間に生えてくる、一番奥の第3大臼歯のこと。人によっては4本全部生えることもあれば、一生生えてこないこともある。最近の人では、もともとない場合もあります。 |