「た」からはじまる歯科専門用語
タータ | 歯石(tartar)のこと。歯石とは歯垢(プラーク)に唾液中のカルシウムやリン酸が付着し、かちかちに固まったもので、一度ついてしまった歯石は歯ブラシでは除去できないため、歯科医院で取ってもらうことが必要。 予防歯科へ→ |
---|---|
帯冠金属冠(たいかんきんぞくかん) | かみ合わせ部分と歯の周りを別々につくり溶接するかぶせもの。40年ほど前まで主流だった。歯ぐきにも見た目にもあまりよくないが、歯をほとんど削らず保険適用のため、今でもごくまれに治療に使われる。 |
多形性腺腫(たけいせいせんしゅ) | 唾液腺(だえきせん)に発生する良性の腫瘍(しゅよう)。耳の下や口の中に半球状のふくらみができる。一般に痛みはないが、長期間放置すると悪性になることもある。20~50歳代に多くみられ、女性の発症がやや多い。 |
タッピング | ストレスなどにより、寝ている間や無意識に上下の歯を「カチカチ」と早くかみ合わせるブラキシズム(歯ぎしり)のこと。 |
単純窩洞(たんじゅんかどう) | 治療で虫歯を取り除くために削った穴が歯の一面だけにあること。 |
大臼歯(だいきゅうし) | 小臼歯のあとに続く上下3対の奥歯。ただし一番奥の第三大臼歯(親知らず)は人によっては生えてこない場合もある。 |
第4大臼歯 | 人間の歯は第3大臼歯(親知らず)を含めると合計32本。その親知らず以外にも生えている過剰歯のこと。 |
脱灰(だっかい) | 口の中の酸が歯のエナメル質(歯の一番表面の組織)の内側からカルシウムやリン酸などを溶かし出し、初期虫歯の状態になること。唾液中のカルシウムやリンが歯に沈着し、脱灰が起きた部分を修復する働きは再石灰化と言う。 |
WSD | 噛みあわせのずれや合わない詰め物、不適切な歯磨きなどさまざまな原因によって、歯の生え際がくさびを打ち込んだようにえぐれてくぼみができてしまう、くさび状欠損(wedge shaped defect)のこと。 |
WG | 金にパラジウムなどを加えた、ホワイトゴールドと呼ばれる治療用金属のこと。色は銀色に近く、変色に強い。 |
「ち」からはじまる歯科専門用語
知覚(ちかく) | |
---|---|
知覚過敏(ちかくかびん) | |
智歯周囲炎(ちしゅういえん) |
「つ」からはじまる歯科専門用語
詰め物(つめもの) |
---|
「て」からはじまる歯科専門用語
手足口病(てあしくちびょう) | 手や足、口の中に発疹や水泡ができる、子どもによく見られる病気。1週間から10日程度で自然に治る。 |
---|---|
TMS | 緊張性筋炎症候群(Tension Myositis Syndrome)。肩こり、腰痛、首痛、手足のしびれなど筋骨格系や関節の痛みは、すべて共通した原因による一つの症候群だというニューヨーク大学のサーノ博士が唱える理論。 |
TBI | トゥース・ブラッシング・インストラクションの略。主に歯科衛生士によって行われる、正しいブラッシング(歯磨き)指導のこと。 |
ティッシュコンディショニング(Tコン) | 合わない入れ歯などが原因で、歯ぐきの粘膜が圧迫され傷んでいるような場合、入れ歯が歯ぐきと密着する部分に、弾力・粘着力のあるやわらかい調整材などを使用して、歯ぐきの粘膜の回復をはかる処置のこと。 入れ歯→ |
挺出(ていしゅつ) | かみ合う歯がないなどの理由で、歯が本来の位置から突出したり、移動したりすること。 |
TEK | →テック |
テック | 前歯などを削ったあと、詰め物やかぶせ物が入るまでの間使用する仮の歯のこと。テンポラリークラウンと呼ばれることもある。 |
テンポラリークラウン | 前歯などを削ったあと、詰め物やかぶせ物が入るまでの間使用する仮の歯のこと。テックと呼ばれることもある。 |
ストッピング(テンポラリーストッピング) | 虫歯治療の際、削った部分などを一時的に封鎖する、仮封材(かふうざい)と呼ばれる治療材料のこと。 |
DFT | 乳歯の虫歯の本数のこと。 Decayed and Filled Teeth(虫歯と虫歯を治した歯)の略。 |
DMF指数 | 虫歯になったことがあるかについての指数。治療していない虫歯(Decayed teeth)、虫歯で抜いてしまった歯 (Missing teeth because of caries)、虫歯を治した歯(Filled teeth)の略。 |
ディスク | 歯科技工士が詰め物やかぶせ物を作る際、金属をカットしたり磨いたりするために使う小さな円盤型の道具。 |
デジタルX線 | 口の中に入れて2~3本の歯の撮影をするX線(レントゲン)。 |
デンタル・ドラック・デリバリー・システム | 歯の表面についているバイオフィルム(細菌の膜)をPMTC(歯のクリーニング)によって取り除いたあと、抗菌剤の入ったプラスチックのトレー(マウスピ-ス)を5分ほど歯にはめて虫歯や歯周病を予防する方法。3DSとも呼ばれる。 |
デンタルフロス | 歯と歯のすき間の歯垢(プラーク)を取り除くための糸ようじのこと。 |
デンチャ- | 入れ歯のこと。 |
「と」からはじまる歯科専門用語
トゥース・ブラッシング・インストラクション | 主に歯科衛生士によって行われる、正しいブラッシング(歯磨き)指導のこと。 予防歯科へ→ |
---|---|
透過像(とうかぞう) | X線(レントゲン)写真上で黒く見える部分のこと。のう胞(膿の袋)などが透過像として現われる。 |
疼痛(とうつう) | ずきずき痛むこと。 |
ドライソケット | 歯を抜いた際、出血が少なく患部をふさぐ血餅(けっぺい)ができないなどの理由により、歯を抜いたあとの穴が露出したままになり、歯ぐきや歯の根を支える歯槽骨(しそうこつ)に激しい痛みを伴う炎症が起きる病気。 |
ドリル | 歯を削るために使われる治療機器の俗称。 |