「のどの力」の衰え
健康寿命を延ばすためには、筋トレをしたり、頭の体操をしたりする方は多いと思います。
しかし「のどを鍛えよう」と思う方はあまりいないと思います。「のどの力」が衰えると、どのような症状がでるのでしょうか?
息が続かない
声帯がピタッと閉まらなくなり、声を出すときに息もれします。
すると、しゃべりながら何度も息継ぎをしなければならなくなり、
息苦しさを感じるようになります。
誤嚥しやすくなる
食べ物や飲み物を「ごっくん」と飲み込むときには、のどのさまざまな筋肉が連携し合っています。
のどの力が衰えると、誤嚥して(食べ物などが食道ではなく気道に入る)
むせ込むことが多くなります
良い声が出なくなる
声帯が老化すると、しゃがれた「ふけ声」になってしまいます。
ふけ声が恥ずかしくて人と話さなくなり、認知機能が低下することもあります。
いざというときに力が入らない
力を込めるとき、人は無意識にのどをグッと締めています。
のどの力が衰えると、重いものを持てなかったり、
ふんばりがきかず転倒する危険性が高まります。
~NHKテキスト のどトレのすすめより~
のどが衰えると、色々な危険性が高まります。
何歳になっても元気に歩き、しゃべり、食べるために、「のど」の力はとても重要です。