「親子で食器を共有したら虫歯菌がうつる?」に新常識!!

「フーフーと食事を冷まして与えると、子どもがむし歯になる」「むし歯予防のために、食器・食べ物・箸の共有をやめましょう」という話を聞いたことがあるかもしれません。「赤ちゃんの口腔内にはむし歯菌は居ないが、親の唾液などからむし歯菌がうつうてしまう」という考えのようです。

この考え方に「科学的根拠はそんなに強くない」という日本口腔衛生学会から発表がありました。

 

簡単にまとめると、「食器の共有に気をつけることは、むし歯の予防に繋がらない」とのことです。

また、むし歯を防ぐためには「砂糖の摂取を控える」「親が毎日仕上げ磨きをする」「フッ化物を有効に使う」ことが重要とのことです。

 

たとえば・・・

「砂糖の摂取を控える」・・・砂糖入りの物(おやつ・ジュースなど)を摂取しても、すぐに歯みがきかブクブクうがいをするのも予防になります。

「親が毎日仕上げ磨きをする」・・・できれば夜に仕上げ磨きをすることが効果的です。

「フッ化物を有効に使う」・・・フッ素入り歯磨き粉などの使用や、歯科医院での定期的フッ素塗布も効果的です。

 

仕上げ磨きの方法や、フッ素塗布についてなど、歯科医院に相談するのもおすすめです。