イースターとチョコと、むし歯のお話
春になると、スーパーや雑貨店の棚にカラフルな卵やウサギのモチーフが並び始めます。「イースター」という言葉、最近では少しずつ耳にするようになりましたね。
もともとはキリスト教の復活祭ですが、海外では「卵型のチョコレートを探す日」として、子どもたちに大人気のイベントです。チョコやキャンディを食べる楽しい日——ですが、歯科の立場から見ると、少し気になる点もあります。
甘いお菓子は、むし歯菌の大好物。
特に、ダラダラ食べる習慣がついてしまうと、口の中が酸性に傾きやすく、歯の表面が溶ける「脱灰」が進行しやすくなります。イースターは、季節の変わり目に“食”や“文化”を楽しむ素敵な機会です。だからこそ、歯の健康にも少し意識を向けていただけたら嬉しく思います。
例えば——
・お菓子は時間を決めて楽しむ
・食後はお水で口をゆすぐ
・可能なら歯磨きをする
そんなちょっとした習慣が、歯を守る大きな力になります。甘くて楽しい季節、歯にも優しく過ごせますように。
