口腔環境と密接な関わりのある全身症状②
誤燕性肺炎
誤燕性肺炎は、食べ物や異物などが誤って気管や肺に入ってしまう病気です。本来は肺や気管は、咳をすることによって異物が入らないように守ることができていますが、高齢の方の場合は機能や反射が低下していることによって、食べ物やお口の中の細菌が誤って食道ではなく気管に入ってしまいます。誤燕性肺炎の原因となる細菌の多くは歯周病菌であり、それが増殖して誤燕性肺炎を引き起こしてしまいます。
お口の周りの筋肉を鍛える体操や、口腔内の清掃、定期的な歯科健診が大切です。