歯周病の予防

歯周病の予防には、デンタルプラーク(歯垢)を除去するケアが大切です歯周病は、歯と歯ぐき(歯肉)の間にたまったデンタルプラークの中で増殖した歯周病菌による感染症のことで、歯ぐきのみが炎症を起こしている「歯肉炎」と、歯を支える骨(歯槽骨)まで炎症が及んでいる「歯周炎」に区別されます。歯周病の予防や治療には、歯科医師や歯科衛生士による「プロフェッショナルケア」に加えて、患者さん一人ひとりが実践する「セルフケア」と、この2つがとても大切です。セルフケアでは、歯ブラシや歯間清掃用具を使ってデンタルプラークを取り除く「プラークコントロール」が基本となります。

歯周病の予防や治療を目的とした代表的な歯ブラシの使い方をご紹介します。

スクラッピング法

歯の表面に対して歯ブラシの毛先が90°になるようにあて、軽い力で小刻みに動かします。歯周病予防やむし歯予防に適した磨き方です。

 

歯並びやかみ合わせの違いなどによって、一人ひとりに合ったブラッシング方法がありますので、かかりつけの歯科医師、歯科衛生士からアドバイスを受けてください。歯科疾患の早期発見のため、年に1回は歯科健診を受けるよう心掛けましょう。